ドルコスト平均法の弱点 〜初めての投資信託〜初心者おすすめ
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8.ドルコスト平均法の弱点 【投資信託〜よもやま話〜】
毎月一定額を購入すると、毎月一定単位を購入した場合と比べて、多くの投資信託を購入できる投資法。それが、ドルコスト平均法です。
この投資方法は、長期に渡り、購入を続ける場合に非常に有利なことが知られていますが、実は弱点もあります。
それは、2つのパターンです。
@投資信託の基準価格が、常に右肩上がりの場合
A資金が豊富にあるが、少しづつ投資し、豊富な資金が死に金になってしまった場合
説明しますと、
@投資信託の基準価格が、常に右肩上がりの場合
これは、今日よりも明日、今年よりも来年に基準価格が上がりますので、
なるべく早い時期に購入した方が平均購入額を低く抑えることができる為です。
株価が上昇を続ける場合は、多くの場合新興国に多いため、そのような投資を行う場合は、
初期投資を大きくし、じっくり待つことでリターンが大きくなる可能性が高くなります。
しかし、成熟した市場(先進国:日本、アメリカ、ヨーロッパ)では、基準価格は
上下変動を繰り返しますので、右肩上がりが継続することは考え難くなっています。
ですので、ドルコスト平均法は、日本やアメリカなど先進国向けの投資に向いています。
A資金が豊富にあるが、少しづつ投資し、豊富な資金が死に金になってしまった場合
例えば、100万円の資金があり、毎月1万円づつ購入すると、100万円がすべて運用されるまでに
100ヶ月(8年)かかってしまいます。
その100ヶ月までの間に、多くの資金は、利息や配当も無い、まさに死に金になります。
ですので、10万円を1年で10回購入するなど、運用できる状態にする必要があります。
但し、その1年間が株高の年であったり、次の年に価格が暴落する可能性もあります。
そこで、便利な購入方法が”スポット購入”です。
月々の積立ては、例えば2万円。まず、1回スポット購入で10万円購入します。
そして、基準価格を見て、100円下がったら、追加で10万円。
また、100円下がったら10万円購入するという形です。
私は、自分の持っている基準価格に対し、大きく下がった場合に、追加でスポット購入しています。
そして、基準価格が自分の持っている平均価格に対して、大きく上回った時に、少し解約して、お小遣いにしています。
長期で積立てていると、そんな楽しみもあります。
ドルコスト平均法はとても良い購入方法ですので、便利に利用したいですね。
※ちなみに・・・。もし、100万円持っていて、その100万円のみで投資を行う場合は、
1つの投資信託だけを買うのではなく、他の金融商品にも分散投資することをおすすめします。
『投資の基本は、分散投資』、中でも、分散効果が高いのが投資信託です。
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